『モンスターvsエイリアン』瞬間芸のバルカン砲!!

はい、みなさんこんばんわ。ひさびさに新作のご紹介です。
とにかく映画、とくに特撮が大好きな人にはたまらなく楽しい作品なんですよ。そう、特撮。SFというよりも東宝系怪獣映画のノリなんです。
とはいえご本家のモンスタームービーや古典SFから持ってきたネタもズラズラと出てきて、私が知る限りこれだけたくさん詰め込んだ作品ってほかに思い当たりません。
観て絶対損のない作品だと思います。さて、その見どころは───
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いうなれば『レゴ』。ほら、あのデンマーク生まれの万能おもちゃ。(昔はシンプルなブロックを想像力だけで色々作り上げたからこそ創作玩具とか知育玩具とか呼びましたが、今は出来合いの部品だらけですっかり堕落しましたね)
しかも思いつきだけでパクって来るのでなく、どのエピソードをどう使えばより効果的に面白く見せられるかを検討しまくったのが見て取れる。
パロディ作品としては秀逸、白眉の出来映えです。
物語としては、それを単純明快なプロットへ丁寧に当て嵌めていったという印象。
しかしその嵌め込まれたネタがほとんど瞬間芸に近い短さでバルカン砲のように繰り出されるので、最初観る側のギアが入って送り手の速度に追いつくまではけっこう青息吐息な印象を受けます。
これ、今の若い人ならついてけるのかしら。大阪人のマシンガントークに慣れてる私さえそんな印象なのに。
主人公のスーザンが巨人化するまでは一応押さえてるつもりのようですが、それでもかなり速い。まして三大古典風モンスターが登場してからは脳味噌フル回転の「ついてこいよ〜」状態。昔のスラップスティックコメディの数倍の密度があるのではないかしら。
いや、でもそれはパロディの元ネタに気づいている人の場合かも知れません。ついついオリジナルを思い出そうとしてしまうからかも。
(-_-;) しか〜〜〜し。

私アメコミ苦手なんで、最初ねー、絵がねー、馴染めませんでねー。
このサンダーバードのペネロープのような(もしかしたらそれさえも意識してそうデザインした可能性も)デフォルメ版浜崎あゆみのような主人公スーザン。かなり私にはきついです。
しかもアップになると実写のようにリアルなテクスチャーマッピング(肌とかの素材感)がなされてるもんだから、文字通りの『ばけもの』に見えたときもありまして。
女性キャラの彼女でさえそんななのに、将軍や大統領のドアップなんて…
しかしえらいもんですねえ、観ているうちに慣れてきたのか、たまにスーザンがフツーに見えたりして、終わりの方ではけっこう可愛く見えてきたりもして。
まあ主人公を含め、アメリカのアニメなんてこんなもんだ…とグロテスクなキャラクターたちは我慢するとして。
実際この作品、一度だけ観たのではもったいない。とにかく同じギャグでもあまりに瞬間的なのでもう一度観ても絶対笑える。
マニア系な方は、この作品に出てくるパロディの元ネタをひとつひとつ数えるのも楽しみ方のひとつかも知れませんね。なにせ数が尋常じゃない。しかも細かいネタも実に丁寧に作り込み、しかも見せてくれる。
『おすシネ』基準からすればネタバレの範疇かもしれませんが、まあこれくらいは予告編でもチラッと出ますし誰もがご存じでしょうから許されるでしょう。気になる方は文字反転でご確認を。
そもそも隕石が当たって巨人化なんて話は『ウルトラマン』以外に考えられませんし、その隕石の飛来の仕方から落ち方もたぶん『スーパーマン』と『Gガール‐破壊的な彼女‐』、コックローチ博士に至ってはちゃんと旧作『恐怖のハエ人間(またはハエ男の恐怖)』と新作『ザ・フライ』のふたつをしっかり混ぜ合わせてある律儀さ。
半魚人を持って来るあたりもカルト的なら画面にいちいち無駄に悲鳴を上げる女性士官もクラシックホラーにはお約束。
ボブの出自なんてB級映画の超傑作『アタック・オブ・キラー・ザ・トマト』、しかも巨大化描写は若き日のスティーブ・マックイーンが主演した『SF人喰いアメーバの恐怖』の名シーンなんですがいずれも露出はたったの数秒。字幕を読み損なったらアッちゅう間にスルーです。
ムシザウルス(もちろん邦名でしょうが)なんて将軍がそのでどころを説明した時点でもろ『モスラ』で解る人には結末までバレバレなのに、その結末さえも腰砕けになるほどに笑わせてくれましたし。
(-д-;) ところで、あーゆーのを世間様ではキモカワイイというのでしょうか。私にはキモ・キモイだけなんですが…。
ただひとつ気になるのは、特撮とSF映画マニアには100倍楽しいに違いないんですが、そうでないノーマルな方には普通の“楽しい映画”レベルなのではないかしら…ということ。たしかに諸所に出てくるオトボケ系のギャグはチャップリン時代からの王道とも言える上品かつ大胆なものなので、それだけでもかなり可笑しいことは間違いのない映画ですけど。
特に深いテーマがあるでなし、まあエンターテインメントとしてはこれで良いのでしょうけど、『モンスターズ・インク』のように染み入るような感動があるでなし、単にカルト的な残り方しかしない一過性の内容ではちょっと勿体ない気もします。
それでは、また。
最後まで読んでくださってありがとうございます。ちなみに私───
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あ、そうそう。本家ブログ『ブツクサ徒然ぐさ』でも『モンスターvsエイリアン』を別な角度───笑いの質───でも検証しておりますよ。もちろんクドクドですけど、よかったらお越しくださいね。
Posted at 17:37 | 洋画 | この記事のURL | Clip!! | コメント(14) | トラックバック(16)











そうなんですよ、まあバービー人形見れば想像はつくんですけどね。
ただね、ここだけの話、今のハリウッド女優で美人っていますか?チャーリーズエンジェルの三人とかお世辞にも美人じゃない。綺麗ですらない。
ウォレスとグルミットね。面白いんですけど、グルミット以外の顔になかなか馴染めませんね。馴染んだ頃、終わるのね。
私、蜂以外は節足動物全般、まったくもって見るのもダメなので、みなしごハッチも見てないくらいで仰る話も知らないんですよ。すみません…
Posted by:よろ川長TOM at 2009年08月04日(火) 11:22